私<妻>の実家で暮らすということ
夫は結婚当初から私の地元へきて、暮らしてくれています。
また、話し合いをして、私の実家の一階があいたので、二世帯住宅ではないのですが、
一階をまがりし、済むことに決定をしました。
その時子供は1歳ちょっとです。
私は話し合いをして、二人で決めたつもりでした・・・。
が、夫としては、私の為に嫌々だけどもきてやったという感じのようでした。
確かに、よい気分ではないかもしれません。
ただ、二つの観点があり、話し合って決めたと私は思っていました。
①家賃等がうくぶん、貯金がかなりできる。
②私の家事負担や、子供を見る目が増えることにより、楽になる
まず、①は私にとって大きなものでした。
お金をためて家を買おう、娘にはなんでもやらせてあげられるような不自由のない生活を、
加えて、どちらかといえば夫の実家は両親のご年齢等もあり、夫は高校からの奨学金を払い続けていますし、金銭的には厳しい方だと思いますので、娘が生まれる前にしていた仕送りがこちらも家計が厳しく、できなくなったぶん、体調をくずして入院や介護になった際、困らないよう、辛いことにならないよう、彼は一人息子ですので、我が家から補助ができるくらいの余分をもって貯金をしたいという気持ちがありました。
この話はしていませんが、勿論夫も考えてないはずはないと思っています。
私がとりあえずぎりぎりの限界まで正社員で働こうと思っている気持ちも、なんとか皆がお金に困らず、かつ、自分たちも日常を金銭的に余裕を持って暮らせるようにしたいという思いがありました。
お金がないってそれだけで心が荒むことがありますので…。
というか夫にとっても大きなことだと思っていたのですが、
先日蓋を開けてみたら違ったという事実に衝撃を受けました。
お金を貯めるという目的だけであれば、一緒に住んでない。というもの。
正直、今の貯金があるのは、実家に来なければここまで確実にためることはできなかったと思います。
家賃5万、水道光熱費払ってません。食費は少々。
かなり破格です。社宅並です。
夫の金銭感覚は正直よくわかりませんが、確実に実家にいなければ、
こんなに旅行や毎週のようにおでかけも出来ていません・・・・。
そこそこ満足いく貯金が出来て、子供もたくさん遊びにつれていける、それは最大のメリットだったと思っています。
以前のままであれば、貯金なんてほとんどたまっていない状態、むしろマイナスの可能性があるのではないかとすら思えます・・・。
ど田舎に引っ越しをするつもりだったというならまた別かもしれませんが。。。
ただ、保育園のことだって特に杉並区で反論なく、私は一人で動いてしまったし・・・。
もしほかの地域に行きたいとかであれば、そのデータや状況、入りやすさ、どんな保育園があるのか等、一緒に提案なりをしてくれればよかったのにな、とも思っています。
そして②
夫にとっては誤算だったようです。
私の余裕のなさが全く改善されないというのですから。
確かに私の中でも少々の誤算はありました。
あまり私の両親は、一日孫を見るなど気分転換で夫婦で出かけさせてくれる等はしてくれなく(まだ小さく扱いにくいこともあったとおもいます)、基本的には休日も完全に自分たちでみることになりました。
そこでお願いが出来て、もう少しコミュニケーションを取れる時間を計ったらまた違ったのかなとも思います。
でもまあ当たり前っちゃ当たり前ですね。
実家が近くに無い家は、一瞬も見てもらえないのですから、贅沢です。
私は確実に助かってはおりました。
朝も全く起きてこれない夫と、5時から起きてくる娘。
そして共働き。
家事。育児。平日は私のみです。
夫には見えない大変な時間が確実にありました。
実家に住むということをもってしても、毎日大変でした。
少しでも朝6時くらいから連れ出してくれる母には感謝しました。
妹もよく面倒をみてくれます。
その間に、少し休んだり、家事をしたり、娘の手続き書類・事務的なこと、
やらなければならないこと、きめなければならないこと、病院、保育園の仕事、連絡、いろんなことをこなせました。
夜は18時過ぎに帰宅しているのでかなり限りある時間です。
やることは山ほどあるので、余裕とはまた別なんですけどね。
おそらく、1歳~2歳のあの宇宙人のようなわけのわからない時期に、現在の夫の育児・家事量、また私の不満・ストレスの記事に書いてある状況下で他に手が無く働いて過ごすのは、かなり過酷だったと思います。寝る時間ももっと取れなかったと思いますし。
最悪病気になっていた、または娘にも悪い影響があったのではないかとも思います。
娘は私の父に言わせれば、お前らよりずっと大変な子、らしいので、頑張ったと思います・・・。
なので、私は、決断してくれた彼と、両親に大変感謝をしています。
助かったことは確かなんです。
ただ、夫は自分には何にもいいことがなかった、最悪だと思っているようです。
私が夫を気遣ってあげられなかったからでしょう。
もっと早く気付ければここまで大事にはならなかったのかもしれませんが、今だから気づけなかったのも確かなんだと思います。
次に、私の実家の家族について。
ちょっと対応が難しい母と、ひょうきんな父、穏やかな妹と暮らしています。
みんなフルタイム勤務です。
母は結構なあくが強く、私は大人になって、また同居を始めても何度もぶつかっては泣いてきました。
私はもともと愛想があまりなく、自然体だと特にぶっきらぼうになることがあります。
特に普通なのですが、いらだってみえたりすることもあるようで、余裕のあるときには気を付けているのですが、
疲れてきたりするとまったくそこまで気が回りません。。
共同生活なんだから、ずっと愛想よくしろみたいに言われた時はさすがにへこみました。
私はちょっとも休んではいけないのではないかと思うくらいに。
悪い人ではないのですが、私もうんざりするくらいの気性が激しい人なので、
他人である夫はもっとだとおもいます。
見てるだけで疲れることもあったのではないかな。
また、父以外の全てが雑、がさつであるということ。
父は比較的、夫よりの育ち方をしており、
綺麗好きで、気になるどうしても我慢ならないところは自分でやっているようです。
もちろんお皿もながしてからおいているし、洗濯の仕方も、料理も丁寧です。
ただ、ちょっと考え方が夫と違うところがあるので、母とやってけてるのかな、と思います。
それはまた、後の記事にて書きたいと思います。
しかしながら、我が家の巨大勢力は、雑な人間なほうが多いのです。
それはそれは苦痛だろうと思います。
人も多く、モノも多い、そして雑、ガサツな部分が見えれば嫌気もさすかなと思います。
加えて気難しい母と笑
帰ってきたくない他人の家という感覚も理解ができます。
メリットをゆうにこえたのでしょう。
というよりメリットが見えなくなるくらい辛くなったのでしょう…。
我慢の限界が。
まして、一人っ子の彼が人が多い家に住むのも辛いでしょう。
しかもいきなり他人。
最初は大丈夫かもしれないと思ってくれたんだと思います。
勿論、一生ここで一緒に暮らすとかでなく、この狭い同じ空間で暮らすのは数年の約束でした。
長女が少し大きくなり、お金がたまりおうちを買えるようになるまで。
期限があっても早々に限界はきてしまいました…。
そして、私自身も実はメリットと同じくらい辛いことがありました。
それは、夫と親とのパイプです。
親には私なりに、彼はこういうところが嫌なことだからやめてくれ、
そういうことは言わないでくれ等色々出来る限り過ごしやすくなるよう裏で努めてきました。
しかし、あそこは私の両親の家だし、破格で住まわせてもらっています。
言うに言いづらいことだって沢山ありました。
沢山泣いてきましたし。
でも彼は辛くなるばかりで、何にも有り難いこともなかったという思いなようなので、
もはや私の頑張りは無駄です。
いくら精神的にも身を削っても無駄です。
私の力不足だったのかもしれません。
加えて、家では親の目が気になりいちゃつけず、スキンシップも減ってしまい、
なんとなく性生活をしにくかったことも実家であることが私の中では一つの要因になっていたのかなと考えたりもしています。
そんなことで、私の拒絶も相まって、夫はこの家を、
「帰ってきたくもない家。精神的に限界。出ていきます。」となってしまいました。
次は私の心境の変化です。